フライですか? in 渓流(2016.03.07)

「あれ?!社長、ワドナですか、あしたは」
「イヤイヤ、岩崎君。きょう、群馬県は解禁なんだそうだ、渓流が」
「あっ!『鵜・対策』で、早くなったんでしたね」
「そうなんだって。しかも、稚魚、成魚に発眼卵まで、放流済みだってよ!」
「スゲェ!」
「でしょ!しかも、今晩から雨」
「なるほどぉ、月曜日だし、人も少なそうですね」
「そう、そこが一番」
「久しぶりでしょう?渓流なんて」

「ガハハハ、このベストに付いていた入漁劵、平成14年だったよ」
「あははは〜、14年前ですか」

「その後、1,2回、行ったような気もするんだけど、久しぶりには違いない」
「でしょう、装備の点検したほうが良いですよ、アチャ〜(>_<)ってな事に、なりますから」
「おぉ、そうだね。アレレ!?ジャケット、生地が剥離しちゃっているよ」
「ですねぇ…」

「たいして、着てもいないのになぁ。けっこう多いよね、このブランドの愛用者?」
「ええ、メチャメチャいますよ」
「おれも、そんな一人だったんだけど、イマイチな気がして」
「うぅん(-_-;) 社長のは、年代物ですから」
「確かに!『着られるのがスゲェ』って、よくいわれるわ」
「はい、吉報を期待して鱒」
「それは、オレが一番に」

本日の登場人物

私。「ワクワク!ソワソワ!」「今からですか〜?」


「装備点検だな。先ずはベスト。ポケットの中も見ないとな」
「色々あったけど、フロータントは中身が無い!リーダー、ティペットも古すぎか?」
「ジャケット。雨だけど、大丈夫か?よく見りゃ、色が違ってきているし。あっ!こっち側に、日があたってたわけかぁ。じぁ、無理もない」
「ウエダー、これは新調。去年、『フローター激闘編』で、ボロボロになったから」
「最後に毛鉤。『ボゥボゥフライ』もあるし、完璧!」
「よっしゃ!メラメラしてきた」
「社長、早すぎです」

「ウッウッウッウゥ…」
「どうしました?社長」
「歯が痛い」
「えっ、またですか?先週と同じですよ」
「イタタタタ〜、まったく一緒だよ。まいったなぁ」

あとがき
『あぁ、虫歯ですね。ここまで、よく耐えましたね』
「はぁ」
『時間が掛かりますね、これは。とりあえず、削って薬を入れますから』

ウィーン!ジッジッジー!

「ウゥッウゥッウゥッ」
『はい、きょうはこれまで。また、来週の月曜日に』
「えっ、月曜日…ですか?」
『そう、ベストなタイミングです』
「は、はぁ、ヨロピクお願いひます」
『ハハハハ、じっくりやりましょう♪』

「と、いうことで、釣りは無し!だったんだよう、岩崎君」
「イヤ、正解ですよ。歯痛じぁ、なんにもできないですし」
「実は、まだ続きがあるんだわ」
「えっ、その後?釣りに行った!とか」
「イヤイヤ、それは自粛。送ってもらったのさ、歯医者さんまで」
「あぁ、奥方に。集中できないから、当然ですよ」
「だよ。で、終わって外に出たら、車が無い!」
「あぁ、いったん家に帰ったんですね、時間が掛かるから」
「おそらく」
「じぁ、電話して迎えを頼んだんだでしょ?」
「その電話が、車の中に」「えっえ〜?!」
「仕方無いから、雨の中、歩いて帰ったわけさ」
「公衆電話は?」
「無いんだな、これがまた。コンビニにも無い」
「あぁ、携帯電話があるから」
「そうなんだろうなぁ、きっと。途中に三軒あったけど、電話は無し」
「傘も無しで」
「しかも、裸足にビーサン。冷たいったら、ありゃしない」
「あはははは〜、それは、それは、とんだ事で。ちなみに、距離は?」
「ウゥん、2キロ弱?」
「お疲れです」
「まだあるんだな、続きが」
「ハイぃ?!」
「家に着いたら、車が無い」
「はぁ」
「先ずは、着替えて、体拭いわけ」
「はぁ、ビッショリでしょうから」
「です。で、家の固定電話で連絡したんだだよ」
「奥方にですね?」
「はい、そしたら『×!△!□!』って、逆ギレされた」
「なにゆえ!?」
「迎えに行き、待機中だった!そうな。どうやら、行き違いになったもよう」
「それは、また」
「ハイ、散々な日でありました」
「全ては、歯痛が原因ですね」
「そのとうり!皆さ〜ん、『痛くなったら、すぐセ◯ス!』それは、応急処置。さっさと、歯医者さんに行きましょう」
「ハハハ、医者嫌いの社長が、真っ先に〜ですね」

以上、散々な、釣行していない、釣行記でした(~_~;)


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