祝!開幕 in 鬼牧川(2016.04.25)


「よう!早いね、皆の衆」
「ごくろうさまです」
「やぁ、ぺー君、5963。って、ここでそれは無いだろう?」
「あっ、いつものクセで。おはようございます」
「きょうは、2人船だから」
「えっ!?山田クンは?」
「よんどころない、家庭事情により、お休み」
「えっ?過ぎちゃんたんですかネ、きのう?」
「イヤイヤ、そっちの方は、調整が絶妙だから。事実、家庭の事情だよ」
「アヒャヒャヒャ、って、笑っちゃマズいですね」
「そう、ダメ。なんだけど、そこまで深刻じゃないってよ」
「微妙なんですね。でぇ、船割りは、社長と俺?」
「そう。ラヴラヴ金井号に、同級生のはるお君と、何年ぶり!?のヤナギだね」
「アヒャヒャヒャ〜、笑っていいんですよね?」
「はい、OッK牧場です」
「社長、それは笑えないです、聞き飽きましたから」
「無っ視。そんな事より、『祝!開幕〜』だろ?」
「あっ、そうです、さっさと行きましょう、金井さん達『いつまで待たせんの!』顔になってますよ!」
「どんな顔だい?それ」
「社長、それがダメなんですよ。すぐノってきて、勝手に脱せん」
「で、長くなる?あっちの3人、出番無し!ってか」
「社長〜、先に行きますよっ!」
「ほらぁ、柳澤さんの機嫌が…」
「オオ!祝・開幕ぅぅぅ」

本日の登場人物

ラブラブ金井君。「やっと来られました」「これで終わりじゃによね?」「……」

はるお君。「楽しみにしてましたぁ」「存分に楽しんでくだされ」

ヤナギ。「ごぶさた!」「まったく!!最初で最後じゃねぇだろうな!」

ペーヨン君。「ウキウキ、ラッキーデイ、ウキウキ、ラッキーデイ」「きょうじゃネェよ」

私。「いいね、人数がいると。話もできるしサ」「あぁ、ずっと独りでしゃべってた、アブナいオジサンしてましたもんね」  ドスッ!!「うぅぅ、裏拳がきた、うぅぅぅ」
 

「社長!一言しゃべってください」
「おぉ、ヤナギ、やっと出番がきたじゃん」
「社長!早く!」
「えぇ、ご指名ですので一言。本日は天候にも恵まれ、絶好の釣り日和となり、
 『釣れちゃうんじゃね』と、勘違い…」
「長〜い!社長、一言で!」
「そうなの、これから面白くなるのによ」
「ブウウウ」
「はいはい。では、あらためまして、『祝!開幕!』」
「毎年おなじセリフです」
「だから、チョイとよ、変えてさ、」
「先、行きますよ〜!」
「もう、どうでもいいのか。行くよ、ペーヨン」
「やっとですね。あっ、やめて、やめて、裏拳」
「しねぇよ。釣り釣り」

「おっおぉ!」
「出ましたね、今。全部見ちゃいましたよ」
「なぁ、しか〜し、まったくノラず」
「社長、ナンですか?そのルアーは」
「グハハハハ。この日のための、新作さ。『贋作!マグナム・◯ップX』」

「アヒャヒャヒャ〜、パクリですか?メガバスの」
「正解。この大きさを、発売してくれないだろ」

「だから自作?ボディは?」
「いい質問ですね」
「池上さん、しなくてもいいですよ。で?」
「海の向こうで見つけた。今は売ってるよ、オレんちで、ほら」

「スゲェ!ホログラムシールがそれッポイ」
「だろ!今は『ストレッチホロ』って良いのがあってさ、貼るのもカンタン」

「社長、6発出たのに、ノラず、俺はノーバイ」
「なぁ、メガバイトもあったのに。訳はわかっている」
「ハイィ?」
「レッドペッパーにダブルフック。これだね」
「はぁ…」
「立ち浮きだろこれは、フックが腹にピタッとしちゃう訳サ」
「あっ!ですかぁ、俺も気をつけよ」

「よって、むき出しダブルフック仕様!」
「アヒャヒャヒャ〜、それじゃあ、すぐ引っかかちゃいますよ」
「なせば成る!!大松監督だな」
「またわかんねぇ」
「だろうな。生まれてないよ、ペーヨンはまだ。上杉鷹山公、武田信玄公からきてるらしい」
「さらに、わかんねぇ」

「小腹すかね?」
「ちょっと。2時ですから」
「パン喰う? by 雅亭」
「是っ非!!」
「じゃ、焼いてあげっから、コーヒー付きで」
「あざぁす。モグモグ、ゴキュゴキュ」
「あそこ投げてイイかい?」
「どうぞ、パン、メチャ美味いんで。モムモム、ゴキュ」
「では遠慮無しで。とお〜」
チャプ
ピヨヨ〜ン、ポヨヨ〜ン
ガバ〜!

「出た!今度こそノった」

「はぁい、撮りますよ〜。OっKで〜す。35cmですね、初バス」
「サンキュウ・光一」
「誰ですか?それは」
「nack5に出てたろ」
「わかんねぇ、いつ頃です?」
「20年くらい前かなぁ」
「無理!小学生でしたよ、それじゃ」
「そんななの?」
「はい、そんな年頃でした。それより、効きましたね、もろ出しダブルフック」
「完璧。そして命名『パン喰ってる場合じゃないぞ!ポイント』」
「アヒャヒャヒャ、またですか」

「やぁ!おさんかた、釣れた?」
「自分だけ、金井さんとはるおさんは、ノーバイ」
「ペーヨンと一緒か。大きさは?ヤナギ」

「36cm」
「アヒャヒャヒャ〜!社長、負けましたね」
「まだまだ時間はある、ペーヨンついてこい!」
「はは。って、下僕ですかぁ」

「ペーヨン、おつかれ〜にするぞ!」
「えっ、上がりですか?」
「ああ。見なよ、ヤナギが仁王立ちで、こっち見てっから」
「ホントだ」
「『こんな風ん中。早く来いよ!』って、顔してる」
「ヤベ。社長、全開で!」
「ラジャー」

あとがき
「ああ、柳澤君、おつかれ〜」
「社長!遅い」
「スマンの二乗」
「……」
「じゃ、掛ける2」
「無視ですね、どっちも。で、あの後は?」
「一発ショボイのが、オレに」
「俺はノーバイです」
「そっちは?」
「まるで」
「ダメ夫」
「社長、無理ですよ、4人とも解んないから」
「嗚呼、ジェネレーションギャップ」
「社長!撤収、撤収」
「山岡!?」
「もういいから、早く!」

「着いたね、バーミヤン」
「勝者の希望ですから」
「はい、1cm差で負けたけど、スゲェ嬉しいよ、オレは」
「でしょう、7発も出たし、釣れたし」
「そう。初めてじゃね、開幕で釣れたの?」
「俺、参加するようになってからは、初っス」
「だよね。では、栄えある開幕勝者は柳澤君です」
パチパチパチ〜
「どうも。ユーリンジーセットで」
「おいおい、いきなり注文かい。また参加してよ」
「まぁ」
「ダメダなコリャ」
「アヒャヒャヒャ、社長、俺が来ますから」
「おお、ペーヨン君頼むよ。一人はさみし過ぎる」
「ええ、『独り言オヤジ』はアブナイですから」
ボフっ
「うぅぅ、正拳ですかぁぁ」
「タマにゃ良いだろ」
「社長、こんな長文なのに、金井さんとはるおさんの出番が」
「なぁ、全然無くて恐縮だね。まぁ、またの機会に、のぅ!おさんかた?」
「……」
「……」
「あのぅ、自分は是非ぃ」
「おお、はるお君、やっと出番がきたねぇ。ウエルカムだよ」
「先輩おふたかたは、色々あるようで」
「だよなぁ、お子たちいるから」
「ええ、社長みたいに放置!ってのは、親としてどうなの?って、かん…」
ボフっ
「うぅぅ、キタァ!正拳がぁ」
「ぺー、最初が肝心なんだよ『ああ、この人はこうなんだ』と、嫁を洗脳する」
「無い無い、あり得ないですね、今は。だいたい、そんな事してた社長の今は」
『しもべ』
「ほら〜、満場一致ですよ」
「恐縮でっす。じゃあ、上手にやり繰りして、また来てよ」
「アヒャヒャ、そんな感じッスよ」
「つらいね。さて、来週は独り遊びに逆戻り、お楽しみに〜」
「『あぶ刑事』ならぬ、『ヤバ親爺』編ですね」
ボフっ
「きたぁ!!何発目ぇ」
「じゃあ、また来週!」


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