きょうこそ、フライマン!in 渓流(2016.03.28)

『旦那さん、行くの?』
「ハッ?どこへ?!」
『釣り釣り、行かないの?』
「行くよ、歯痛治ったし」
『ひとり?』
「あう。お一人様でございます」
『あらあら、それはそれは、お寂しい』
「いやいや、一人遊びには、慣れたんで」
『あ、そうなの、じゃねぇ』
「相変わらずのやり取りです、奥方とは。はたしてコレは『会話』と、言えるのかぁ…。
 あぁ、いかんいかん!危うく、余計な事言いそうになった」

「やった!だ〜れも、おらんウ〜タン」
シ〜ン
「ウププププ…。おやじギャグとばして、自分でウケる。まずいなこの流れは」
「そんなの、さておき、抜群の渓相。釣れないはずが無い」

「おっかしいなぁ。まったく、反応が無い」
「必殺のボウボウフライも、飛んでいたカディスみたいなフライにも」
「しかたない。ルースニングやってみっか」
し〜ん。
シ〜ン。
「な〜んにも起きん。まいったな、200mを3時間掛けたのに」
「おっ!本物のフライが流れてきた、注〜目!!」
じ〜、ジ〜、じ〜
「と、ガン見するも、静かに去って行きましたとさ。チャンチャン」
「帰る!魚いない!ライズもぜんぜん無いし」
「とは言え、帰りながら、ついついヤッてしまう。つり人の性」
「チェ〜、やっぱり無反応。下りだから、もしや?ってのも、勘違いで」
「腹すいたし、ガッツガッツ喰って、考える」
「うぉ〜!寝てしまった、しかも2時間!」
「あれ?雨降ったのね、寝ていた間に」
びゅう〜ん、ぴゅ〜!!
「すんごい風。こりゃ無理だは、ここじゃ。
 そっち、こっち、見ながら、帰るか」

「おっ、無人駅発見!のどかだねぇ、この風景は」
「れれっ!あれに見えるは、えさ釣りマン。ここでぇ!?」
「こんな時は、即!検索。『って、誰?』と、一人ウケしている間に、 結果が」
「う〜んと、ナニナニ…。なぁ〜るほどねぇ、そういう事だったんだ」
あとがき
7日の歯痛に耐え、15日は最終スノーボードに付き合い、 そして、最難関21日の奴隷もこなし、満を持してのフライ釣行。
嗚呼、それなのに、それなのに…。なんか演歌っぽい。
可能であれば、「ハードロック調」で、ギンギンに!と、願っておりましたが。
しか〜し!来週はギンギンでしょう、検索しちゃったし。
漁協さんによれば、「鳥対策」で、『渓流域』よりも『清流域』に放流済み。
とのこと。しかも、ヤマメの成魚を。
「こんな所で、ヤマメ?」ってなくらいの平野部で。
こっちとしたら、行くの楽だし、言う事無し!
よっしゃ、今からギンギン!!
フライ巻き巻きに精出して、『変〜身!フライマン』
はたして、その結果やいかに?!
お楽しみに〜!!
じゃあ、また来週。


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